Diary 2010. 3
メニューに戻る
3月24日 (水)  新兵器

 この1年間、月に1度所沢のがんセンターへ腫瘍科の講座に参加していました。去る3月22日は最終回でした。でも新講座が6月頃から始まります

 最近のがん治療のトピックスの1つは「分子標的薬」と呼ばれる抗がん剤です。ちょっと前から登場しています。
 犬の「肥満細胞腫」と呼ばれる皮膚のガンが、c-kit遺伝子という物を有していれば使用適応となる「イマチニブ」という薬剤です。しかも注射でなく、1日1回の飲み薬です。
 抗ガン剤ですが、従来の抗がん剤と違って副作用がありません。しかも治療反応が良い。副作用があるとすれば、薬価が高いこと。

 「肥満細胞腫」は、私が獣医になった頃は難しいガンでした。でも2000年代に入って、放射線治療の登場などにより治療効果が本当に上がりました。さらにイマチニブの登場により治療選択が増えました。

 時代は進むものですねぇ、ついていけるのかしら?
 でも、私の周りの人々には、どうか病気は起こらないように願っています 


3月18日 (木)  19:00発

 今日は20:00から勉強会であった。
 診療は珍しく19:00ジャストに終わったので、参加できました

 今日の勉強会のお題は「細胞診」。講師は獣医師の石田卓夫博士。勉強会会場は茨城県下妻市。
 しかし映画「下妻物語」の舞台地の限りではないそうだ
 おおよそ3カ月に1度のペースで開催されているのだが、今年はこれで3回目となる。

 細胞診、とは何かは、またいつかお話するとして、下妻へは片道45`・1時間。ルートは常磐道(流山IC〜谷和原IC)と国道294号線である。
 常磐道はともかくとして、国道294号線はほぼ高速道路並みで、街灯は少ない。
 現地の車の流れに乗るため、今日もやや命がけのおそろしい運転となってしまいました 


3月15日 (月)  狩野英孝 

 きよしヶ丘ペットクリニックの近くには、大勝軒というラーメン屋さんがあるのはご存知ですか?

 いつも混んでいますよね

 たまに行くのですが、今日18:00は空いていました
 大勝軒と言えばつけ麺なんでしょうが、あれって麺を漬ければ漬けるほどスープが冷めませんか?私の食べ方がヘタなんですか?

 大変おいしゅうございました


3月10日 (水)  衰え

 最近は、何を食べても胸やけがする
 
 チャーハンとか、特に時間が経った揚げ物とか、食べた後がツライのだ、、、
 別にどこも悪くないんですけどね。

 以前の大丈夫だった時と同じように食してしまうのだ。
 そのうち同じような感覚で、子供の運動会でケガする事を約束するよぉ


3月7日 (日)  ご存知ですか?「狂犬病」

狂犬病とは狂犬病ウイルスによる人獣共通感染症である。発病すると100%死亡する。

 狂犬病は犬だけの感染症ではなく、人や犬を含めた全ての哺乳類の感染症である。発病した人や動物の治療方法は存在しない。
 狂犬病は、おおよそ4000年前から存在しているのに、高度な医療が確立した現在も、まだ世界中で年間50000人が死亡している。

 日本の厚生労働省大臣が指定する狂犬病清浄地域は、日本・イギリス・アイルランド・アイスランド・ノルウェー・スウェーデン・台湾・ハワイ・グアム・フィジー・オーストラリア・ニュージーランドだけで、南極を除く世界中に狂犬病がある。
 実際には、1度は狂犬病が撲滅できたのに、後に狂犬病が常在化してしまった国がある。陸地続きの国では日本とは様々に条件が異なるので難しい面があるのだろうが、これが世界的に存在している狂犬病の現状である。

 人における狂犬病の感染源は、アメリカではアライグマ、スカンク、キツネ、食虫コウモリなど、フランスなどヨーロッパではアカギツネなどの野生動物との接触が主である。東南アジアや中南米では、犬や吸血コウモリからの傷害が主できある。

 日本では、1950年に狂犬病予防法の施行による飼い犬の登録と狂犬病ワクチン接種の義務化(当時は年2回の接種義務)と、徹底した野犬の駆除による結果、1956年の6頭の犬の発生を最後に、狂犬病の国内感染はないという。
 これ以降では、2006年にフィリピンで日本人2名が犬に咬まれて狂犬病で死亡したのは記憶に新しい。その前は1970年にネパールで日本人1名が犬に咬まれて狂犬病で死亡している。3例とも不幸な話だが、国内での感染でなかったのがせめてもの救いかもしれない。

 伝染病の流行を防ぐには著効なワクチンの接種率が70%必要、というのがWHOのガイドラインにある。1950年から1956年までに、日本ではそれが行われたため狂犬病が国内では撲滅できたと考える。

 それに対し、2007年のある調査では飼い犬への狂犬病予防注射の接種率が70%を下回っているものがあった。
 過去には狂犬病清浄国が常在国になった例があること、報告によるが今の狂犬病予防注射の接種率では狂犬病発生時に感染が広がるということ(はっきり言いましょう、「ウチは狂犬病ワクチンを接種しない」という発想です)、可能性として犬をはじめ狂犬病に感染している動物がペットとして海外から日本へ持ち込まれ得ること、から、松戸市をはじめ日本の社会の狂犬病清浄がこれからも維持できるのか問題視出来てしまうのが現状である。

 これらの懸念に対する法の整備が狂犬病予防法である。
 この法律は、犬の飼い主、狂犬病予防員、保健所長、獣医師、市町村長、都道府県知事などへ義務を課し、狂犬病の発生を予防し、そのまん延を防止し、及びこれを撲滅することにより、公衆衛生の向上及び公共の福祉の増進を図ることを目的とする法律で、総則から罰則までの28条から成る。

 飼い主の皆様には、本法4条・5条によって飼い犬の登録と予防注射の2つを行う義務が定められている。
 登録は松戸市・流山市では市役所に、柏市では保健所に生後90〜120日の間に行う。予防注射は狂犬病集合注射会場で毎年4月に、動物病院で年中、接種できる

 本法では、狂犬病予防注射を意図的に未接種にしている飼い主など、違反者には様々な罰則が設けられている。しかし狂犬病の現状は上記の通りであるから、罰則があるから法を守るのではなく、社会人としてマナーやルールを守るように狂犬病予防注射を接種されたい。
 立場上、狂犬病が発症した人・牛・犬などの実際のフィルムで教育を受けているので、切にこのように思います

 かく言う私も、私の犬2匹(4歳と15歳)に狂犬病予防注射を毎年接種しています
 ただし病気療養中の子には接種の延期があるので、この辺りは担当の獣医師が判断してくれます。



難しい話を最後まで読んで頂き恐縮です


3月5日 (金)  ご存知ですか?犬伝染病混合ワクチン

 犬の間ではウイルスによる伝染病が日常的に存在します

 特に犬パルボウイルス、犬ジステンパーウイルス、犬伝染性肝炎ウイルス、犬レプトスピラが危険な伝染病である。

 感染源は、「野外(土壌)」や、野外からウイルスを付着させて屋内に入ってきた「荷物」や「人」である。

 犬の伝染病の症状は病原体によって違うのでこれという症状は指名できないが、いずれの伝染病であっても治療は困難である。

 たとえば、犬パルボウイルス感染症は基本的に治療不可能であり、ワクチン未接種の犬は、ほぼ100%死亡する

 また、犬レプトスピラ感染症は人にもうつり、飼主も病院に行く必要になるかもしれない。

 たった1本の予防注射でこれらの伝染病にならなくて済む。 これらの危機が回避できるのが唯一、伝染病混合ワクチンである。
 これは、動物病院だからということだけで言っているのではなく、感染した場合は大変な目にあうので、絶対に接種された方がよろしいかと考えています。


 〈成犬へのワクチン接種〉
   毎年1回、決まった月に接種してあげて下さい
   ワクチンでできた免疫の持続時間は約1年間である


 〈子犬へのワクチン接種〉
   早くて1、5カ月齢、遅くても2カ月齢から、3〜4週間毎に3カ月齢になるまで繰り返し接種してあげてください
   その後は1年に1回、決まった月に接種してあげて下さい
   具体的な注射時期と注射種類は担当の獣医師が判断してくれます



 【犬伝染病混合ワクチンの標準的な内容】
  ・犬パルボウイルスワクチン
  ・犬ジステンパーウイルスワクチン
  ・犬アデノウイルスU型ワクチン(伝染性肝炎ウイルスに交叉反応する)
  ・犬コロナウイルスワクチン
  ・犬パラインフルエンザワクチン
  ・犬レプトスピラワクチン

    以上6種類で最大9項目の伝染病を防除する


2010/3
SuMoTuWeThFrSa
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

前月     翌月